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- PCの容量がパンパン。完全に削除して軽くしたい
- フォルダがバラバラに散らかってて、全部消せてるか不安…
- 再インストール時にエラーが出ないよう、きれいに消しておきたい!
Stable Diffusion はローカルにインストールすると、さまざまなフォルダにデータが保存されるため、単純なアンインストールだけでは不完全になりがちです。
この記事では、Windows・Mac それぞれの環境で「Stable Diffusion」を完全に削除する方法をわかりやすく解説します!
目次
1. アンインストール前に確認すべきこと
Stable Diffusionは、単体で動くアプリではありません。
多くの場合、Python環境とWeb UI(AUTOMATIC1111など)をセットで使う構成になっており、以下のような複数の構成要素が絡んでいます。
- Python本体
- 仮想環境(venv, virtualenv, conda など)
- Web UIのスクリプト(
webui-user.bat
など) - モデルデータ(
.ckpt
,.safetensors
) - キャッシュや一時ファイル
そのため、ただStable Diffusionのフォルダを削除しただけでは、「完全なアンインストール」とは言えません。
削除前にチェックすべきポイント
以下のチェックリストを確認することで、「うっかり必要なデータまで消してしまう…」といったミスを防げます。
使用バージョンを確認しよう
Stable Diffusionには複数のUIがあります。
インストールフォルダや削除対象も変わるため、使用していたUIを把握しておきましょう。
- AUTOMATIC1111(最もポピュラー)
- InvokeAI(Web UIとCLI併用型)
- ComfyUI(ノード型の高度なUI)
特定のUIを複数同時に使っている方もいるので、それぞれに対応するフォルダを個別にチェック!
Pythonは他でも使ってる?
Stable Diffusionを使うためにインストールしたPythonですが、他のプログラミング用途やツール(例えばJupyter NotebookやSeleniumなど)でも利用している場合、うっかり削除すると他の環境に影響が出ることがあります。
- もしStable Diffusion専用にPythonを入れていたなら → 削除OK
- 他でも使っているなら → 削除せず、そのまま残す方が安心
「何のためにPythonを入れたか覚えてない…」という場合は、無理に削除しないのが無難です!
モデルデータは必要?
Stable Diffusionでは以下のようなモデルファイルが使用されます。
.ckpt
(checkpoint形式).safetensors
(安全性が高い形式)
モデルファイルの種類(.ckpt
/ .safetensors
)や、どれを残すべきか迷った方は、【Stable Diffusion チェックポイント完全ガイド】もあわせて参考にしてみてください!
2. Windowsでの「Stable Diffusion」アンインストール方法
Windowsでは、フォルダの手動削除+関連ファイルの整理をセットで行うことで、環境をすっきりクリーンに保つことができます。
手順1:フォルダを削除
Stable Diffusionを最初にインストールしたフォルダ(例:C:\stable-diffusion-webui
)を見つけて、手動で削除します。
よくあるインストール場所:
C:\stable-diffusion-webui
D:\AI\stable-diffusion
削除手順
- エクスプローラーで該当フォルダを探す
- 右クリック → 削除
- ごみ箱に移動した場合 → ごみ箱を空にする
起動用のバッチファイル(webui-user.bat
など)や設定ファイルも、このフォルダ内に入っています。
手順2:Pythonと関連ライブラリの削除(必要な場合)
Stable Diffusion専用にPythonを導入した場合は、以下の3ステップで完全削除できます。
① Pythonのアンインストール
- 「スタートメニュー」 → 「設定」 → 「アプリ」
- 「Python」と検索
- 出てきたバージョン(例:Python 3.10)をクリック → アンインストール
② 環境変数のチェック
Pythonを削除しても、環境変数にパスが残っていると、後からエラーが出ることがあります。
- 「スタート」→「環境変数」と検索
- 「環境変数の編集(システム環境変数)」を開く
Path
の中にPython
関連のパスがあれば削除
例
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Python310
③ 関連フォルダの削除
以下のPython関連フォルダをエクスプローラーで確認し、不要であれば削除します。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Python
他のPythonアプリや開発環境を使っている場合は、削除前にバックアップを取るか、スキップしてください。
補足:仮想環境も削除したい場合
Stable Diffusionで仮想環境を作成していた方は、以下のようなフォルダが一緒に存在する場合があります。
venv
.venv
env
これらも削除することで、ローカル環境が一段とクリーンになります。
3. Macでの「Stable Diffusion」アンインストール方法
MacでStable Diffusionを使っていた場合も、いくつかのステップで安全に完全削除できます。
手順1:フォルダの削除
多くのケースでは、~/stable-diffusion-webui
に本体がインストールされています。
以下のコマンドをターミナルで実行しましょう。
rm -rf ~/stable-diffusion-webui
rm -rf ~/.cache/huggingface
~
はホームディレクトリ(例:/Users/あなたの名前/
)を意味します。.cache/huggingface
にはダウンロード済みのモデルデータがあるため、不要な場合は一緒に削除。
「念のため残しておきたい…」という場合は、削除前に外付けHDDやクラウドへバックアップしておくと安心です。
手順2:Pythonと仮想環境を削除(必要な場合)
Macでは、Pythonや仮想環境をHomebrew
やpyenv
で管理しているケースが多いです。
以下のコマンドを使って削除できます。
brew uninstall python
rm -rf ~/.pyenv
rm -rf ~/.virtualenvs
brew uninstall
:Homebrewで入れたPythonを削除~/.pyenv
:pyenv
で管理されていたバージョン管理の環境~/.virtualenvs
:仮想環境のまとめ置き場所
Pythonを他のアプリでも使っている場合は削除しないよう注意!自信がない場合はそのまま残してOKです。
4. 不要ファイルを完全削除する方法(共通)
Stable Diffusionをアンインストールしても、一時ファイル・キャッシュ・構成データなどがPC内に残ってしまうことがあります。
以下の方法で、それらもまとめてクリーンアップしましょう。
Windowsの場合
エクスプローラーから、以下のフォルダを直接開いて削除。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Temp
特に、以下のフォルダがある場合は手動で削除するのが効果的です。
torch
(PyTorchのキャッシュ)pip
(Pythonパッケージ管理のキャッシュ)huggingface
(モデルの一時ファイルなど)
再起動後に削除すると、より安全に行える場合があります。
Macの場合
Macでは以下のコマンドを使って、キャッシュや不要ファイルを一気に整理できます。
rm -rf ~/Library/Caches
brew cleanup
~/Library/Caches
:すべてのアプリのキャッシュがある場所。brew cleanup
:不要になったHomebrewパッケージや一時ファイルを自動削除。
特定のアプリのキャッシュだけを消したい場合は、
~/Library/Caches
内を個別に確認してもOKです。
5. 公式サイトで追加サポートをチェック
より専門的な情報や最新アップデートについては、以下の公式リソースをチェックするのがおすすめです。
- AUTOMATIC1111 Web UI GitHub
→ Web UIの設定やアンインストール手順も記載あり - Hugging Face Hub
→ モデル管理やキャッシュ削除に関するガイドあり - Python公式サイト
→ Pythonの完全削除・再インストール手順など
困ったときは、これらのリンクをブックマークしておくと安心!
まとめ:「Stable Diffusion」をエラーなく完全削除するには?
ここまでのポイントを振り返ると、次の4ステップで「安全かつ完全に」アンインストールできます。
クリーンインストール後、生成速度や動作を最適化したい場合は、【Stable Diffusion 高速化の設定10選】も要チェックです。初心者でもできる設定ばかりなので安心です!
完全削除のチェックリスト
- Stable Diffusion の本体フォルダを削除(
~/stable-diffusion-webui
やC:\stable-diffusion-webui
) - Python本体や仮想環境も、用途に応じて削除
- キャッシュや環境変数、Tempフォルダもきれいに整理
- モデルデータ(.ckpt / .safetensors)は必要ならバックアップ
この手順を踏めば、エラーもなく、PCストレージもスッキリ。
アンインストール後や再インストール時に「Web UIが起動しない」「黒い画面で止まる」などの問題が出た場合は、【Stable Diffusion エラー対処ガイド】で原因と対処法をチェックしてみてください!