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Stable Diffusionで画像生成をしていると、「同じキャラクターの顔が安定しない」「以前の顔を再現できない」と悩む方は多いのではないでしょうか?
そんなときに必要なのが、Stable Diffusionの顔固定・キャラ固定テクニックです。
プロンプトを変えても同じ人物として認識されるように、AI画像生成における「一貫性」を保つ方法を押さえておけば、イラストや漫画素材の量産も格段に効率化できます。
この記事では、初心者でも実践できるStable Diffusionの顔固定・キャラ固定のテクニックを5つ厳選して解説。
目次
Stable Diffusionで顔固定・キャラ固定をする5つの基本手法
まずはStable Diffusionで「同じ顔」や「同じキャラクター」を繰り返し安定して出すための基本的な方法を紹介します。
1. Seedを固定して顔を一致させる
Stable DiffusionのSeed(シード)値は、画像生成の“乱数の初期値”のようなものです。
これを固定することで、同じプロンプト・設定条件なら同じ画像が再現されます。
- txt2imgやimg2imgでSeedを任意の数値に設定
- 解像度やサンプラー、ステップなども同じにすることが重要
これにより、「顔の雰囲気は同じだけどポーズだけ変える」といった使い方も可能になります。
2. プロンプトを工夫してキャラ特性を定義する
安定したキャラクターを作るには、プロンプト内に以下のような情報を明確に入れておくと良いです。
- 髪型・髪色(例:"long black hair")
- 表情・目の形(例:"sharp eyes", "serious face")
- 服装やアクセサリー(例:"school uniform", "red ribbon")
「キャラの骨格・印象」を細かく定義することで、ブレない出力が可能になります。
3. ControlNetで顔の特徴を参照画像から抽出する
ControlNetの「reference_only」機能を使えば、参照画像から顔の骨格や印象を抽出して、それを別の画像に適用できます。
手順:
- ControlNetを有効化し「Reference-Only」にチェック
- 元画像(出力したい顔)をアップロード
- 新しいプロンプトで生成
これにより、顔はそのままで服装や背景だけ変えたいときに便利です。
4. LoRAを使ってキャラクターそのものを学習させる
LoRAは、特定の顔やキャラを学習させて再利用可能にする技術です。
お気に入りのキャラを登録しておけば、プロンプトにLoRAを指定するだけで再現可能になります。
- 複数の角度・表情の画像を用意してLoRA学習(Kohya_ssなど)
- Stable Diffusion WebUIでLoRAを読み込んで使用
キャラ固定の中では中〜上級者向けですが、商業イラストやシリーズ作品を制作する人にとっては最強の手段です。
5. IP-Adapterで顔情報を「画像ベース」で保持する
IP-Adapterは、画像から抽出した特徴(特に顔)を新たな画像生成に反映できる次世代の参照ツールです。
- IP-Adapterモデルを読み込み、参照画像をセット
- Promptを変えても顔の特徴を強く維持できる
特にLoRAよりも軽量かつ汎用性が高いため、「同じ顔+自由な構図」を両立したい人に人気です。
応用編:顔固定・キャラ固定をさらに安定させるテクニック
ここからは、より精度を求める方に向けた応用テクニックです。

Similarity Sifterで顔の一致度をチェック
生成された画像が本当に同じ顔かどうかをAIで自動判定するツールです。
これを使えば、「似てると思ったけど微妙に違う…」を防げます。
バッチ生成+手動選別で精度を高める
一度に複数画像を出力して、最も似ているものを人力で選ぶというアナログながら確実な方法。
ControlNetやLoRAと併用すると精度が一気に上がります。
まとめ|Stable Diffusionで顔固定・キャラ固定を成功させるには?
方法 | 難易度 | 特徴 |
---|---|---|
Seed固定 | ★☆☆ | 同一構成で再現したいときに有効 |
プロンプト調整 | ★☆☆ | 安定したキャラの印象作りに必須 |
ControlNet | ★★☆ | 顔そのままで他を変更したいときに便利 |
LoRA | ★★★ | 自作キャラの完全固定が可能 |
IP-Adapter | ★★☆ | 柔軟性と精度を両立できる最新技術 |
この記事のまとめ
- Stable Diffusionで安定したキャラ出力を実現するには、複数の顔固定・キャラ固定テクニックを組み合わせることがカギ
- 初心者はまずSeed固定やプロンプト調整からスタート
- 制御力を高めたいならControlNetやIP-Adapter、カスタムキャラにはLoRAが最適
- 応用的にSimilarity Sifterやバッチ選別を取り入れれば、商業レベルの安定感も可能に
こんな方におすすめの記事です
- 同じキャラを安定して複数生成したい
- 顔の一貫性を保ったまま服装や背景を変えたい
- LoRAやControlNetなどの顔固定技術を比較したい