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生成AIの進化は目覚ましく、ChatGPTやAdobe Firefly、Stable Diffusionなどは、文章・画像・音声など膨大なデータを使って学習し、日々性能を高めています。
その一方で、「自分のデータがAIに無断で学習されることへの不安」を抱えるクリエイターやユーザーが急増中です。
- 「自分が書いたブログがAIに学習されてるかも?」
- 「アップしたイラストがAI生成の素材に…?」
こうした事態を防ぐためには、サービスごとの「学習拒否設定(オプトアウト)」や技術的なブロックを行うことが必要です。
目次
1. サービス別|生成AIの学習を止める方法【最新情報あり】
ChatGPT(OpenAI)
ChatGPTは、ユーザーの会話内容を「品質向上のため」に学習に使うことがあります。
ただし、設定で学習をオフにすることが可能です。
手順(PC・スマホ共通)
- ChatGPTの画面左下「プロフィールアイコン」→「Settings(設定)」をクリック
- 「Data Controls(データ管理)」を選択
- 「Chat history & training」をOFFに切り替える
この設定をオフにすると、今後の会話内容はOpenAIの学習には使用されません。
すでに送信したデータは対象外となる場合がありますので注意が必要です。
補足:企業・教育プランの場合
ChatGPTの「Business」や「Enterprise」プランでは、初期状態から学習対象外になっているケースもあります。
Adobe Firefly(Photoshop等の生成AI)
Adobe Fireflyは、アップロードされた画像や編集内容を生成AIの学習に利用する場合があります。
これを防ぐには、Adobeアカウントで学習拒否設定(オプトアウト)を行いましょう。
手順
- Adobeアカウントにログイン
- 「プライバシーとデータ設定」ページへアクセス
- 「Content Analysis(コンテンツ分析)」をオフに切り替え
- 設定を保存
これにより、Adobe側で自動的に学習対象から除外されます。
画像制作やポートフォリオを扱う方は、必ず設定しておくことを推奨します。
Stable Diffusion(オープンソースAI)
Stable Diffusionは、Web上に公開された画像データをクローリングし、学習に利用することがあります。
対象を限定できないため、制作者側が「学習させない工夫」を講じる必要があります。
画像のAI学習を防ぐ方法
- robots.txtの記述(クローラーを拒否)
User-agent: GPTBot
Disallow: /
User-agent: CCBot
Disallow: /
- 画像に「NoAI」メタデータを付与する
- 例:「XMP:NoAI=True」とすることで学習回避の意思を示す
- Stable Diffusion系ツールや一部AI企業はこのフラグを尊重しています
- GlazeやNightshadeなどのツールを使用
- Glazeは、AIが学習しにくい微細な加工(見た目に影響しない)を施すことで学習効果を無効化
- Nightshadeは、学習データの内部破壊を誘発する最新技術です(開発中)
注意点
現在の法律では、これらの技術的対策を「完全に強制力ある拒否」として扱う法整備は途上です。
それでも明確な「拒否の意思表示」として有効です。
2. なぜ「学習させない設定」が必要なのか?
生成AIは「著作物や個人情報を含むデータ」も学習に使う可能性があるため、以下のような問題が起きることがあります。
想定されるリスク
- 自分のブログ記事そっくりな内容をAIが自動生成
- 著作権イラストが加工・再利用されて出回る
- 個人メッセージから感情表現を模倣される
とくにアーティスト・ライター・声優などの創作物は、「無断で模倣されやすい」傾向があります。
一部のAI企業は対応を進めていますが、まだ全員に安心できる状況ではありません。
だからこそ、自衛が必要なのです。
3. 各サービスのデータ学習ポリシー一覧
サービス | データ利用方針 | 学習拒否設定 |
---|---|---|
ChatGPT(OpenAI) | 会話履歴を学習に使用(任意) | あり(設定でOFF) |
Adobe Firefly | 画像などを自社AIに学習利用 | あり(アカウント設定) |
Stable Diffusion | Web公開画像を収集・学習 | 外部対策が必要(robots.txt, Glazeなど) |
Google Bard | 入力内容を品質改善のために使用 | 現在は完全拒否不可 |
4. まとめ|今すぐできる「生成AIに学習させない」対策
サービス別の対応まとめ
- ChatGPT:チャット履歴をオフ
- Adobe Firefly:コンテンツ分析を拒否設定
- Stable Diffusion:robots.txt、NoAIメタ、Glazeで保護
- BardやGeminiなど:利用を避ける、内容を慎重に選ぶ
実践チェックリスト
- 使っているAIの「学習設定」を確認した
- 公開中の作品に「NoAI」対策をした
- AIがアクセスしないようrobots.txtを設置した
- 検索エンジンに「学習拒否」の意思表示をした
補足:今後の動きにも注目
日本を含む多くの国では「AIによる学習と著作権の線引き」に関する議論が加速しています。
今後はより明確なルール化や技術規格が求められるでしょう。
参考リンク