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Stable Diffusion img2imgで「顔はそのまま」にする方法|完全ガイド&設定10選

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Stable Diffusionのimg2img(画像-to-画像変換)を使って、服装や背景を変更したいときに、「顔だけはそのままにしたいのに、変わってしまう…」と悩んでいませんか?

デフォルトの設定では、Stable Diffusionは元画像を参考にしながらも、新たに画像を生成する仕組みのため、顔の特徴が変わりやすくなります。

しかし、適切な設定やツールを活用すれば、顔をそのまま維持しつつ、背景や服装だけを変更することが可能です!

本記事では、Stable Diffusionのimg2imgで「顔を変えずに背景や服装だけ変更する」ための方法10選を詳しく解説します。

Stable Diffusion img2imgで「顔をそのまま」にする設定10

1. Inpaint(インペイント)を活用する

インペイント(Inpaint)機能を使えば、顔をそのままにしながら、特定の部分だけを変更できます。

設定手順

  1. Stable Diffusion WebUIを開く
  2. 「img2img」タブを開き、「Inpaint」モードに切り替え
  3. 顔を除いた部分にマスクをかける(服や背景など)
  4. 「Only Masked」を選択し、Denoising Strengthを0.3〜0.5に設定
  5. プロンプトで変更したい内容を記述(例:「red dress, high-quality background」など)
  6. 画像を生成し、顔がそのままになっているか確認

 ポイント:

  • Denoising Strengthを高くしすぎると、顔まで変わるので注意。
  • 「Only Masked」を選択すると、マスクした部分だけが変更される。

2. Denoising Strengthを適切に設定する

Denoising Strength(デノイジング強度)は、元画像の特徴をどれだけ残すかを決めるパラメータです。

 おすすめ設定

  • 0.3〜0.5 → 顔を維持しやすい(おすすめ!)
  • 0.6〜0.8 → ある程度変更を加えつつ、元の特徴を残す
  • 0.9〜1.0 → ほぼ新しい画像として生成(顔が変わるリスク大)

3. 顔を保持するプロンプトを設定する

プロンプトの設定次第で、AIが顔を変えようとするのを防げます。

Positive Prompt(出力で強調したい要素)

highly detailed, ultra realistic face, identical face, same expression

Negative Prompt(避けたい要素)

deformed face, mutated face, extra eyes, disfigured

4. ControlNetの「Reference Only」モードを利用する

ControlNetの「Reference Only」機能を使うと、元画像の顔を基準にして、ほぼ変えずに生成できます。

 設定手順

  1. ControlNetを有効化(WebUIの「Extensions」タブからインストール可能)
  2. 「Reference Only」を選択
  3. 顔が写っている画像をアップロード
  4. img2imgを実行し、背景や服装を変更するプロンプトを設定

5. 「Restore Faces」をONにする

Stable Diffusion WebUIには、「Restore Faces」機能があり、画像生成後の顔の細部を補正できます。

設定手順

  1. 「Settings」タブを開く
  2. 「Restore Faces」をONにする
  3. 「Apply Settings(設定を適用)」をクリックして変更を保存

6. LoRAやFace IDモデルを活用する

特定のキャラクターや実在の人物の顔を維持したい場合は、LoRA(低ランク適応)モデルを活用すると効果的!

設定手順

  1. Hugging FaceやCivitAIからLoRAモデルをダウンロード
  2. WebUIのプロンプト欄に「lora:モデル名:0.6」を記入
  3. 顔を維持したまま、服装や背景を変更可能!

LoRAとは

LoRAとは「Low-Rank Adaptation」の略で、画像生成AIや大規模言語モデルを効率的に調整できる学習モデルのことを指しています。特定のタスクやジャンルに寄せた出力ができるようにする「ファインチューニング」の際に用いられるのが一般的です。

7. 出力解像度を元画像と揃える

解像度が大きく異なると、AIが補正しようとして顔が変わりやすくなります。

設定手順

  1. 元画像の解像度を確認
  2. Stable Diffusionの「Output Resolution(出力解像度)」を元画像と同じに設定

8. 「CFG Scale」を適切に設定する

CFG Scale(Classifier-Free Guidance Scale)は、プロンプトの影響度を決めるパラメータです。

おすすめ設定

  • 7〜10:元画像の特徴を保持しやすい(おすすめ!)
  • 11〜15:プロンプトの影響が強くなり、顔が変わるリスクが高まる

9. プロンプトをシンプルにす

プロンプトが過剰に長いと、AIが顔の特徴を変更しようとする場合があります。

シンプルなプロンプト例

red dress, cinematic lighting, detailed background

10. Negative Promptで顔の変形を防ぐ

顔が崩れるのを防ぐには、Negative Promptに適切な指示を入れることが重要です。

 推奨Negative Prompt

deformed face, mutated face, extra eyes, blurry, distorted

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まとめ|Stable Diffusion img2imgで顔を変えずに編集する方法

「Inpaint」「ControlNet」「LoRA」を活用して、顔を維持!


「Restore Faces」「Negative Prompt」を使って、顔の崩れを防ぐ!


「CFG Scale」「解像度設定」を最適化することで、より自然な仕上がりに!

これらの設定を組み合わせることで、顔をそのままにしながら、背景や服装だけを自由に変更できます! 

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しろ

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