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2024年10月、画像生成AI「Stable Diffusion」に待望の新バージョン「Stable Diffusion 3.5 モデル」が登場しました。
このアップデートにより、手や顔の自然な描写、生成速度の最適化、カスタマイズの自由度などが大きく向上。
初心者はもちろん、プロのクリエイターにもおすすめできるほどの完成度になっています。
この記事では、Stable Diffusion 3.5の進化ポイントや各モデルの違い、導入方法、効果的な使い方まで徹底的に解説します!
目次
1. Stable Diffusionの進化と3.5モデルの位置づけ
Stable Diffusionは、OpenAIなどと並ぶ画像生成AIの代表格で、以下のようなバージョンを経て進化してきました。
- 1.x系(1.4 / 1.5):軽量かつ安定。LoRAとの相性が良くカスタマイズしやすい。
- 2.x系:大規模アップグレードで現実感向上。ただし扱いがやや難しい。
- SDXL(3.0相当):高解像度・複雑構図に強く、商用利用にも対応。
- 3.5系(最新):精度・速度・柔軟性の全方位進化を実現。
Stable Diffusion 3.5モデルは、従来の使いやすさを維持しながら、高精細な出力と柔軟なカスタマイズ性を両立した“バランス型の決定版”です。
2. Stable Diffusion 3.5の主な特徴とメリット
① 画像品質の飛躍的向上
- 顔・手・指などの描写が自然になり、違和感が激減
- 背景の歪み・ノイズが軽減
- プロンプトへの反応精度が向上(意図した構図や表情が出やすい)
旧モデルでありがちだった「指が6本」「顔が歪む」などの現象が大幅に改善!
② 速度&動作の最適化
- 3つのバリエーション(Medium / Large / Large Turbo)で構成
- MediumモデルはVRAM 6〜8GB程度でも動作可能
- Large Turboはプロ向け高解像度画像を高速生成可能
PCスペックや用途に応じて最適な「stable diffusion 3.5 モデル」を選べるのが魅力!
③ カスタマイズ性の自由度アップ
- Hugging Faceからダウンロード可能(Stability AI公式)
- LoRA、ControlNet、Textual Inversionにも対応
- SDXL向けツール(ComfyUIなど)との互換性も強化
3. モデルバリエーションの違いと用途
モデル名 | 特徴 | 推奨用途 |
---|---|---|
Medium | 軽量&高速 | VRAM 6〜8GBのミドルスペックPC向け |
Large | バランス型 | 高品質な静止画生成を快適に |
Large Turbo | 最速&高精度 | 商用利用・大量出力・プロユース向け |
迷ったら「Large」モデルが無難。まずは「Medium」で試してみるのも◎
4. 導入方法(Web UI/ComfyUI対応)
手順①:モデルファイルをダウンロードする
Stable Diffusion 3.5モデルは、以下の公式配布元から無料で入手できます。
- サイトにアクセスし、「Stable Diffusion 3.5」モデルの中から希望のバリエーション(Medium / Large / Large Turboなど)を選択
.safetensors
形式(推奨)または.ckpt
形式のモデルファイルをダウンロード
.safetensors
は安全で高速に読み込める形式のため、特に理由がなければこちらがおすすめ!
ファイルサイズは約5GB前後あるため、Wi-Fiなど安定した回線環境でのダウンロードを推奨します。
手順②:モデルファイルを指定フォルダに配置
ダウンロードしたファイルは、使用するツールに応じて決められたフォルダに設置します。
AUTOMATIC1111 Web UIを使う場合:
stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/
このフォルダに .safetensors
や .ckpt
ファイルをそのまま入れればOKです。
ComfyUIを使う場合:
ComfyUI/models/checkpoints/
こちらの「checkpoints」フォルダにモデルを設置します。フォルダが存在しない場合は自分で作成して問題ありません。
モデル設置後はUIの再起動を忘れずに。表示されないときは「モデル再読み込み」を実行しましょう。
手順③:UI上でモデルを選択して起動する方法【AUTOMATIC1111 Web UI編】
- ブラウザで
localhost:7860
(ローカル)またはGoogle Colab上のWeb UIを開く - 画面上部または左側の「Checkpoint」ドロップダウンリストをクリック
- 手順②で配置したモデル名が表示されるので、使用したいモデルを選択
- 数秒〜十数秒ほど待つとモデルが自動的にロードされます
- モデルのロードが完了したら、プロンプトを入力して「Generate」をクリックすれば画像生成開始!
モデル切り替え後は一度「Generate」を押して初期ロードを行いましょう。
表示されない場合は「Settings → Reload Checkpoints」で再読み込みできます。
5. 効果的な使い方とプロンプトのコツ

- CFGスケールは 7〜10 あたりが最も安定
- ネガティブプロンプトで「変形・破綻」を防止
- SD3.5では英語プロンプトの反応が非常に良好
LoRAやControlNetとの組み合わせで、自分だけのスタイルを追求可能!
6. ライセンスと商用利用の注意点
Stable Diffusion 3.5は Stability AI Community License に基づいて提供されています。
- 商用利用OK(ただし一部制限あり)
- 改変・再配布も条件付きで可
- 違法・不適切な用途には使用禁止
7. 他のAI画像生成モデルとの比較(簡易)
項目 | Stable Diffusion 3.5 | Midjourney | DALL·E 3 |
---|---|---|---|
カスタマイズ性 | ◎(最高) | △ | △ |
導入コスト | 無料 | 有料 | 有料 |
解像度・精度 | ◎ | ◎ | ◯ |
拡張性(LoRA等) | ◎ | × | × |
自分で“育てる”楽しみや自由度を求めるなら、SD3.5一択です。
まとめ:Stable Diffusion 3.5は今使うべき最新モデル!
- 最新のStable Diffusion 3.5モデルは、品質・速度・カスタマイズ性すべてが進化
- 初心者にも扱いやすく、プロにも耐える実力を持つ
- Hugging Faceで入手→数分で使い始められる
- 自作LoRAやControlNetとの組み合わせで無限の表現が可能!
画像生成をこれから始める方も、これまで旧モデルで満足できなかった方も、「3.5モデル」で劇的な変化を体感できます。