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Stable Diffusionを使って画像生成をしようとしたときに、
「エラーが出て起動できない…」
「モデルが読み込まれない…」
と困ったことはありませんか?
この記事では、Stable Diffusionが起動しない・モデルが使えないときによくあるエラーと、その直し方をわかりやすく解説します。
難しい英語のエラーメッセージや設定ファイルも、丁寧に解説するので、初心者の方でも順番に試していけば解決できるはずです。
目次
エラー①:VRAM(メモリ)が足りない
「CUDA out of memory」って何?使い方は合ってるのに動かない理由
CUDA out of memory
OutOfMemoryError
これは、画像生成に使うグラフィックメモリ(VRAM)が不足していることが原因です。
特に、画像サイズが大きいモデルや重たいLoRAを使っているときに起きやすいです。
メモリ不足でも動かせる!省エネモードや軽量モデルの活用法
画像サイズを小さくする
例:横512px × 縦512px → 横320px × 縦320px に変更。WebUIなら「Width」「Height」の数値を小さく設定
省メモリモードで起動する
起動ファイル(webui-user.bat)を編集し、以下のいずれかを追加: set COMMANDLINE_ARGS=--medvram
または batコピーする編集するset COMMANDLINE_ARGS=--lowvram
他のソフトを閉じる
ブラウザ・動画再生など、GPUを使っているアプリを終了して、メモリを空けましょう。
それでもダメなときは?
より軽いモデル(例:Anything系、RevAnimatedなど)を使う
VRAMが4GB未満の場合、重いモデルは動作困難な場合があります。
エラー②:モデルファイルが壊れている、形式が合っていない
一見正しく見えるファイル…実は読み込めない落とし穴が!
SafetensorError: MetadataIncompleteBuffer
AssertionError: not a safetensors file
そのモデル、本当にダウンロード完了してますか?
ダウンロードしたモデルファイル(.ckpt や .safetensors)が壊れている、または違う形式のファイルを間違って使っているケースです。
形式ミスに注意!.ckptと.safetensorsの違いを正しく理解しよう
もう一度モデルをダウンロードし直す
途中でダウンロードが止まった場合など、ファイルが壊れていることがあります。
拡張子を確認する
.ckpt
と .safetensors
は基本的に互換性がありません。safetensorsモデルを読み込むには、safetensorsライブラリが必要です。
ライブラリをアップデート
pip install -U safetensors
間違ったファイル名に注意
例:model.ckpt.safetensors
→ 実際には無効な形式
→ .safetensors
か .ckpt
のどちらかに正しく統一しましょう
エラー③:モデルフォルダの場所が間違っている
「ファイルは入れたのに表示されない…」そんなときの隠れた原因とは?
- モデルを入れたはずなのに、UIに表示されない
- 「No checkpoint found」などのエラーが出る
名前・場所・文字コード…意外な落とし穴にご用心!
モデルファイルを間違ったフォルダに入れていたり、WebUIがその場所を認識していない場合です。
正しい場所に入れたのにダメ?Refreshボタンの正しい使い方
モデルファイルの置き場所を確認
正しいパス: stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/
または: stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/checkpoints/
WebUIを再読み込みする
モデルを追加した後、「Refresh」をクリック。うまく反映されない場合はUIを再起動
モデル名が長すぎないか確認
一部環境では、長すぎるファイル名・日本語のファイル名が読み込めないこともあります。
エラー④:セキュリティチェックに引っかかっている
信頼してるモデルなのにブロック!?安全機能が裏目に出るワケ
- 特定のモデルだけ読み込めない
unsafe pickle file
などの警告が表示される
「pickle形式」って何?読み込めないモデルとの関係とは?
Stable Diffusionでは、セキュリティ対策のため「pickle形式で保存されたファイル」をブロックする機能があります。
WebUIに「このモデルは安全!」と伝える方法【設定1行でOK】
webui-user.bat
をメモ帳で開いて、以下のように変更。-
set COMMANDLINE_ARGS=--disable-safe-unpickle
これにより、安全チェックをスキップできます。
ただし、安全でないファイルも読み込めるようになるため、信頼できるソースからダウンロードしたモデルだけ使いましょう。
エラー⑤:キャッシュや設定ファイルの影響
自動保存された設定が足を引っ張ってる!?
- モデルを切り替えてもうまく動かない
- 前の設定が残っていて読み込めない
キャッシュ・config.jsonの整理整頓でスッキリ解決!
cache.json
を削除stable-diffusion-webui
フォルダ内にあるcache.json
を削除 → 再起動
→ 自動的に新しいキャッシュが作られますconfig.json
を手動で直すconfig.json
ファイルを開いて、以下のように使いたいモデルを指定: j"sd_model_checkpoint": "使いたいモデルのファイル名.safetensors"
チェックリスト(まとめ)
項目 | 内容 | 対処方法 |
---|---|---|
VRAM不足 | メモリが足りない | 解像度ダウン、省メモリ起動 |
モデル破損 | ファイルが壊れている | 再ダウンロード、形式確認、pip更新 |
配置ミス | フォルダが違う | Stable-diffusion フォルダに入れる |
セーフチェック | セキュリティに引っかかる | --disable-safe-unpickle |
キャッシュ | 設定が古いまま | cache.json 削除、config.json 手直し |
最後に:それでも解決しないときは?
どうしてもエラーが直らない場合は、出ているエラーメッセージをそのままコピーして、コミュニティやフォーラムで相談してみましょう。
特に初心者の方は、以下のような場所を活用するのがおすすめです。
- GitHubのIssues(AUTOMATIC1111 WebUI)
→ 開発元の公式サポート掲示板。エラー報告・既出の解決策も探せます。 - Stable Diffusion公式Discord(Stability AI公式)
→ 質問チャンネルが充実しており、世界中のユーザーが活発に情報交換しています。 - X(旧Twitter)で検索
→ リアルタイムでのトラブル報告・対処例が見つかることもあります。
特に大事なエラーログのキーワード
質問するときは、以下のようなキーワードを含んだエラー文を一緒に載せましょう。
Out of memory
AssertionError
SafetensorError
これらが含まれていれば、他の人も状況を理解しやすく、早く正確なアドバイスがもらえます!