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「Stable Diffusionで同じキャラクターの顔を出したいのに、毎回少しずつ違ってしまう…」
そんな経験、ありませんか?
生成AIの魅力の一つは、キャラクターや人物のビジュアルを自由に作れること。
ですが、同じプロンプトでも微妙に顔が変わってしまうのは、多くのユーザーにとって悩みの種です。
顔を安定させるには、シード値の活用やLoRA、ControlNet、img2imgといったテクニックを理解して使うことが重要です。
この記事では、初心者でもできる5つの顔固定テクニックを詳しく解説します。
これを読めば、あなたも「顔ブレしない」理想のキャラクターを安定して生み出せるようになります!
目次
なぜStable Diffusionで顔が変わってしまうのか?
Stable Diffusionは画像生成のたびにランダムなノイズ(初期値)から生成を行うため、同じプロンプトでも少しずつ結果が変わる仕様になっています。
これが「顔が毎回違う」原因のひとつです。
さらに次のような要素も影響します。
- プロンプトの曖昧さ(例:"beautiful girl" など主観的表現)
- ネガティブプロンプトの未設定
- モデルの不一致(モデルによって生成傾向が異なる)
初心者の方は、まず【Stable Diffusionが動かない!初心者向けエラー対処ガイド】を参考に、正しく動作しているかもチェックしておきましょう。
顔を固定するための基本設定(シード値・プロンプト)
シード値(Seed)を固定する
生成のランダム性を制御する一番の基本は「シード値を固定」することです。
これにより、同じプロンプト・同じ条件であれば再現性の高い画像が出力されます。

- 多くのUI(AUTOMATIC1111など)では「Random」ボタンの横にシードを固定するチェックボックスがあります。
- 同じシード値を使えば、同じ画像を何度でも再生成可能です。
プロンプトを明確に
同じ顔を出すには、「hair color」「eye shape」「face angle」など具体的な特徴をプロンプトで明示しましょう。

例
a young woman, blue eyes, short black hair, looking straight, soft smile
また、【Stable Diffusion色指定のコツ】も参照すると、カラーの安定化にも役立ちます。
LoRAを使った顔固定のやり方
LoRAとは?
LoRA(Low-Rank Adaptation)は、特定のキャラクターやスタイルを追加学習したミニモデル。
「特定の顔を再現する」ために非常に効果的です。
顔LoRAの使い方
- 目標のキャラLoRAをダウンロード(Civitaiなど)
- LoRAを
/models/Lora
に配置 - プロンプトに以下のように記述:
<lora:character_name:0.7>
- LoRAの強さ(0.5〜0.8)を調整して様子を見る

たとえば【Stable Diffusionモデル13選|用途別おすすめと選び方ガイド】にも、LoRA活用に適したベースモデル情報があります。
ControlNetで顔を安定させる方法
ControlNetは、画像の構図・骨格・線画などをベースに制御する拡張機能です。
顔固定には「OpenPose」または「IP-Adapter」がおすすめ
- OpenPose:ポーズだけでなく顔の向きも再現可能
- IP-Adapter(face):参考画像から顔パーツの構成を抽出し安定化
基本的な流れ
- 参考画像を準備(以前生成した顔など)
- ControlNetでOpenPoseやIP-Adapterを選択
- 画像とプロンプトを組み合わせて生成
参考までに、【完全版:Stable Diffusion ReActorの使い方ガイド】でも画像を元にした処理技術を詳しく解説しています。
img2imgで元画像を使って同じ顔を出す
img2imgは、既存画像をベースに“似た雰囲気”の画像を生成する機能です。

顔を固定する使い方
- 最初に良い顔が出た画像を保存
- その画像をimg2imgにアップロード
- 「Denoising Strength(変化率)」を0.3〜0.5に設定
- 同じ顔を残しつつ背景や服装を変えることも可能
LoRAやControlNetと組み合わせることで、顔だけは同じでバリエーション豊かな画像生成が可能になります。
よくある失敗と回避テクニック
失敗例 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
毎回顔が変わる | シード値が未固定 | シードを固定する |
目や髪色がブレる | プロンプトが曖昧 | 具体的な特徴を記述する |
画像が崩れる | Denoisingが高すぎ | 0.3〜0.5程度に設定 |
他キャラと混ざる | LoRAが複数重なってる | 使用数を減らす、強度調整 |
さらに深堀りしたエラー対処や回避策については、【Stable Diffusionが動かない!初心者向けエラー対処ガイド】も役立ちます。
まとめ|同じ顔を安定して出したいならこの方法で解決
Stable Diffusionで同じキャラクターの顔を出すためには、いくつかのテクニックを組み合わせることがカギです。
- シード値の固定
- 明確なプロンプト
- LoRAやControlNetの活用
- img2imgでベース画像を流用
まずは、シード値とプロンプトで「再現性のあるベース画像」を作り、それをControlNetやimg2imgで応用する流れが理想です。
顔固定に成功すると、マンガ制作・シリーズイラスト・VTuber素材などにも活用しやすくなります!