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Stable Diffusionで人物画像を生成しているとき、
「上半身だけをきれいに描きたい」「バストアップの構図にしたい」そんな希望を持ったことはありませんか?
実は、プロンプトの工夫だけで構図や範囲の指定がある程度可能です。
この記事では、上半身を美しく描くためのプロンプトの使い方と、構図やポーズの指定方法、注意点について初心者向けにわかりやすく解説します。
目次
1. 上半身を描写するための基本プロンプト
人物の構図や表示範囲は、プロンプトである程度コントロールが可能です。
ただし、完全な制御はできないこと、使用するモデルや設定によって結果は異なることをあらかじめ理解しておくことが大切です。
「upper body」:腰から上を中心に描写
「portrait」:顔〜胸あたりを自然に強調
「cowboy shot」:太ももから上の構図
「cowboy」とありますが、西部劇とは無関係で、構図用語として定着したものです。
補足:プロンプトに入れるだけで構図を100%固定できるわけではありません。
モデル・VAE・設定との組み合わせで精度は変わります。
2. ポーズ・構図を指定する際のプロンプト例
指定が細かすぎると、描画崩れや不自然な出力になるリスクもあるため、まずは1〜2要素に絞って調整することが安全です。
手・腕の動き:「hands on hips」「arms crossed」など
→ 上半身のポーズに動きをつけたいときに便利。
表情の指定:「smiling」「serious」「shy」など
→ 表情は印象を左右するため、プロンプトに入れると安定しやすくなります。
カメラ視点:「from front」「from below」など
→ 構図の雰囲気が変化。
複数の視点指定を同時に使うと混乱しやすいため注意。
POINT:
「portrait, upper body, smiling, hands on hips, from front」など、短く明確なプロンプトが安定性を高めます。
3. 服装や雰囲気を自然に描くための指定
衣服や背景は画像全体の雰囲気に関わるため、慎重に指定することが安全な活用の第一歩です。
トップス例:「white shirt」「turtleneck」「lace blouse」など
→ モデルによって描写が過剰になる場合があるため、露出が少ない・一般的な衣服を指定するのが安全です。
色・柄:「blue striped」「red polka dot」など
→ 見た目に変化をつけたいときは、色や柄を追加。派手すぎる指定は色が暴走することもあります。
背景との調和:「in the park」「studio background」など
→ 特定のシチュエーションを描写する場合は背景指定が効果的です。
注意:露出表現に関する誤出力リスクについて
- 「off-shoulder」「transparent」「sheer」などの語句を使うと、モデルや構図次第で不適切な描写になる可能性があります。
- 公開や商用利用を目的とする場合、モデル規約・倫理的配慮を十分に確認してください。
4. よくあるトラブルと対処法
色が薄い/不自然 → VAE未設定またはモデルとの不一致
→ 使用モデルに対応したVAEが設定されているかを確認。
推奨VAEはCivitaiなどで案内されています。
ポーズが崩れる → 要素過多、プロンプトの過剰指定
→ 少しずつ要素を加えながら試すのがベスト。
構図がぶれる → アングル指定+「upper body」の併用で安定
→ 例:「portrait, upper body, from front」など、軸を1本に絞ると精度が上がります。
アドバイス:モデルによって描画バランスが異なるため、出力結果が不安定な場合は別モデルで試すのも有効です。
5. 安全に画像生成を楽しむための心構え
使用するモデルは信頼性のあるものを選ぶ
→ CivitaiやHugging Faceなど、公開ルールや利用規約が明示されているプラットフォームから入手しましょう。
公開・共有時は必ず内容を確認する
→ AIが生成したとはいえ、著作権・倫理的配慮は使用者の責任となります。
特にSNS投稿・コンテスト応募時などは、年齢・服装・構図などに十分な配慮を。
想定外の描写が出た場合:「ネガティブプロンプト」で抑制
→ 例:nsfw, revealing clothes, bad anatomy, blurry, watermark
などを指定。
これにより、予期しない描写や不適切な要素を排除することが可能です。
まとめ|責任あるプロンプト設計で、安心して創造を楽しもう
Stable Diffusionで上半身の人物画像を描くには
- 構図キーワード(upper body, portrait)を軸にする
- ポーズや表情は1〜2語でシンプルに
- 衣服や背景も過激にならないよう注意
- 誤出力対策としてネガティブプロンプト・設定チェックを忘れずに
そして何より、AIを使った画像生成には「創造力」と「配慮・責任」のバランスが不可欠です。
小さな工夫と意識で、より快適で安全な画像生成を楽しんでいきましょう。