
この記事を書いた人
「AI×ブログ」の可能性を探求し、学びをシェア!
この記事でわかること
- Stable Diffusionで「特定のポーズ」を正確に再現する方法
- ControlNetとOpenPoseを使ったポーズ指定の手順を画像付きで解説
- 思い通りのポーズが出ない時の原因と対策、トラブルシューティングも紹介
- 初心者でも失敗しない!実践的なプロンプト例や応用テクニックも満載!
目次
Stable Diffusionのポーズ指定方法は2つ!ControlNetとプロンプトの使い分け
【方法①】プロンプトでポーズを指定する方法
プロンプト指定の特徴
- テキスト入力だけで画像生成が可能 なので、手軽に試せます。
- しかし、ポーズの精度はプロンプト次第 です。
- 細かいポーズや複雑な動きの指定には限界があります。
Stable Diffusionのポーズ指定に使える英語プロンプト例
ポーズシチュエーション | プロンプト例(英語) |
---|---|
腕を組んで立っている人 | "a person standing with arms crossed, confident expression" |
座って読書する女性 | "a woman sitting on a chair, reading a book, relaxed posture" |
ヨガのポーズ(蓮華座) | "a person sitting in lotus position, meditating, peaceful aura" |
手を振るキャラクター | "an anime girl waving her hand, friendly and cheerful" |
スポーツ中の動き(ジャンプ) | "a boy jumping in the air, dynamic and energetic pose" |
「手を振る」「腕を組む」などの具体的な動作や、視線の方向、表情も記載すると、より精度が上がります!
【方法②】ControlNetとOpenPoseでポーズを正確に指定
ControlNetとは?
- Stable Diffusionの拡張機能で、画像生成の制御精度を高めるツール です。
- 特に、OpenPoseモデル を使うことで、人のポーズや関節の位置を正確に設定 できます。
OpenPoseとは?
- 人体の骨格を表す棒人間のようなシンプルな画像(骨格図)を利用 し、ポーズを指定します。
- プロンプトでは難しい、複雑な動作や正確なポーズの再現が可能 です。
ControlNetを使ったStable Diffusionのポーズ設定手順(初心者向け)
Step 1: 必要なツールを準備する
- Stable Diffusion Web UI をインストール(AUTOMATIC1111 版推奨)
- ControlNet拡張機能 をインストール
Extensions
→Install from URL
→https://github.com/Mikubill/sd-webui-controlnet.git
- インストール後、UIを再起動 します。
Step 2: OpenPose Editorの設定を行う
Extensions
タブ →Install from URL
→ 以下のURLを入力bashコピーする編集するhttps://github.com/fkunn1326/openpose-editor.git
- インストール完了後、UIを再起動 します。
Step 3: 実際にポーズを指定して画像を生成する
- OpenPose Editor で骨格図を作成
- 既存の画像からポーズを抽出することも可能です。
- 必要に応じて、手や足の細かい位置を調整します。
- ControlNetの設定
Enable
にチェックを入れるPreprocessor
はnone
を選択Model
はcontrol_v11p_sd15_openpose
を選択
- プロンプトを入力して画像生成!
- プロンプト例: "a girl wearing a red dress, standing with arms on hips, cheerful expression"
- 骨格図とプロンプトの両方で細かい指定をすることで、精度の高い画像を生成 できます。
プロンプトでポーズを指定するときに「視線」や「カラーとのバランス」も同時に指定すると、より完成度が高くなります。
色の指定も含めて描写を安定させたい方は、こちらの記事も参考になります。
⇨Stable Diffusion色指定のコツ|思い通りの色を出すには?
視線の指定も合わせてコントロールしたい場合は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
⇨ Stable Diffusionの視線指定|成功するプロンプト&ツール3選【保存版】
Stable Diffusionとは?ポーズも指定できるAI画像生成ツール
Stable Diffusion は、テキストプロンプト(呪文)を入力するだけで画像を自動生成するAIツール です。
「かわいいキャラクター」「リアルな風景」 など、幅広いスタイルに対応していますが、特にControlNet拡張機能 を使うことで、特定のポーズや構図を再現することが可能 になります。
LoRAを使えばキャラクターのポーズ・スタイル・顔の表情などをより細かく再現できます。
LoRAが未経験の方はまずこちらをチェック!
⇨【保存版】Stable Diffusion LoRAの使い方|初心者でも失敗しない5ステップ徹底解説(2025年最新)
Stable Diffusionでポーズが崩れる・反映されない時の原因と対策
Q1. ポーズが崩れて不自然になる原因は?
原因: 骨格図が不自然、またはControlNetの設定ミス
対策:
- 骨格図を見直し、関節の角度や位置を修正 する。
- ControlNetのPreprocessorやModel設定を確認 する。
Q2. 指定したポーズがうまく再現されないときは?
原因: プロンプトがあいまい、または指定が不足している
対策:
- 動作や姿勢、視線、表情まで具体的に指示 する。
- プロンプトに「clear pose」「precise positioning」などのキーワードを追加する。
「ポーズは良くなったけどキャラクターの顔やパーツが毎回変わってしまう…」という方は、以下の記事で同じキャラを再現するための方法が詳しく解説されています。
⇨Stable Diffusion 同じキャラを再現する5つの方法【完全版】
まとめ|Stable Diffusionでポーズを正確に出すコツと応用ポイント
成功のためのポイントまとめ
- プロンプトだけでポーズ指定する場合は、具体的な英語フレーズを使う
- ControlNet + OpenPoseを活用すると、複雑なポーズや構図の再現が可能
- ポーズが崩れる場合は、骨格図や設定を見直し、プロンプトを工夫する
まずは簡単なポーズから試し、慣れてきたら応用的な動きやシチュエーションに挑戦してみましょう!
関連リンク: