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Stable Diffusionでモザイク除去する方法と注意点

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「古い画像や低画質の部分を修復したい」「モザイクで隠れている箇所をAIで自然に補完できないか」


Stable Diffusionなどの画像生成AIが進化する中、モザイク除去への関心が急速に高まっています。

ただし、この技術は使い方を誤ると法的・倫理的リスクを伴うため、正しく理解して活用することが重要です。

この記事では、Stable Diffusionを活用した画像のモザイク除去手法と、実践上の注意点・リスク・おすすめ設定を初心者にもわかりやすく解説します。

Stable Diffusionを使った基本的なモザイク除去のやり方

まずは、Stable Diffusion WebUIを使ってできる基本的なモザイク除去(画像修復)の流れを紹介します。

方法①:Inpaint機能を使う

Inpaintは、画像の一部をマスクして“再描画”させる機能です。

モザイク部分を指定して、AIに自然な補完をさせることができます。

手順:

  1. WebUIの「img2img」タブ →「Inpaint」モードに切り替える
  2. モザイク付き画像をアップロード
  3. ブラシでモザイク範囲を塗りつぶす
  4. 適切なプロンプト(例:"realistic face")を入力してGenerate

この方法は、自然な仕上がりが得られやすく、手軽さも◎です。

方法②:img2imgでぼやけた画像を再構成

Inpaint以外にも、img2imgを使って画像全体を「似た雰囲気で再描画」させる手法もあります。


とくにモザイクが大きく、全体的に情報が欠けている場合は有効です。

ポイント:

  • denoising strengthは「0.4〜0.7」程度で調整
  • 解像度を上げすぎないこと(破綻しやすいため)

img2imgはやや不安定なこともあるので、数回試行して自然な結果を得るのがコツです。

拡張機能や外部ツールを使った補完的アプローチ

モザイク除去の精度を上げたいときは、Stable Diffusion単体ではなく外部ツールや拡張機能の併用も検討するとよいでしょう。

nudenet-nsfw-censor(拡張モデル)

  • Stable Diffusionのカスタムモデル
  • モザイクやぼかしを補完する「アダルト修復」特化型
  • 非商用・倫理的な使用に限られる

使用には倫理面・年齢制限への注意が必要です。

VanceAIやLet's Enhance(商用ツール)

  • モザイク除去よりも「AI画質向上」「画像修復」に優れたWebサービス
  • ぼやけやノイズを消す目的なら有効
  • 有料プランあり

VanceAIの公式サイトはこちら
Let's Enhanceの公式サイトはこちら

画像を外部サーバーに送るため、プライバシーのある画像には不向きです。

プロンプト設定とモザイク除去の精度を上げるコツ

文字通りの「モザイクを除去する」ではなく、AIが自然な情報を補ってくれるような補完指示型プロンプトが重要です。

推奨プロンプト例:

  • "realistic photo of young woman"
  • "high-resolution face, natural skin texture"
  • "remove blur, detailed eyes"(ネガティブプロンプト)

推奨設定(WebUI)

項目推奨値
Denoising strength0.5〜0.7
CFG Scale7〜9
SamplerDPM++ 2M Karras など安定型
解像度モザイク範囲に合わせて調整(過剰拡大NG)

モザイク除去における注意点と法的・倫理的配慮

モザイク除去は、技術的には可能であっても目的や用途によっては大きな問題を引き起こす場合があります。

注意すべきケース:

  • 他人のプライバシーを侵害する画像(SNS投稿・私的写真など)
  • 著作権で保護された画像の改変
  • アダルト画像や未成年が写る画像への処理(※違法)

Stable Diffusionを含むAIツールは「万能」ではなく、使う人の倫理とルールの遵守が求められます。

まとめ:Stable Diffusionでできること/できないことを正しく理解しよう

方法特徴難易度
Inpaint部分修復に最適。結果も安定★☆☆
img2img全体補完向け。試行回数で精度向上★★☆
拡張機能特化型モデル。使い所に注意★★☆
外部AIツール簡単だが画質重視&プライバシー懸念あり★☆☆

最後にひと言

モザイク除去は強力な技術ですが、すべての画像が正確に“元に戻る”わけではありません


むしろ「欠損部分をAIが自然に補完する」と捉え、修復や創作の補助として使うことが望ましいです。

正しい知識と目的で使えば、Stable Diffusionは画像編集の可能性を大きく広げてくれます。

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しろ

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