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Stable Diffusionで画像生成をしていると、「同じキャラクターがなかなか安定して出せない」という悩みにぶつかる人が多いです。
そんな時に活用できるのがLoRA(Low-Rank Adaptation)という学習技術です!
- 自分のオリキャラを学習させて、毎回同じ姿で出せる
- 特定の服装・髪型・構図も安定再現
- スタイルや絵柄まで学習できる
「AIにキャラを覚えさせる」技術がLoRAです。
この記事では、Stable Diffusion初心者でも迷わず取り組めるように、LoRA学習の準備〜実践〜注意点まで完全解説します!
目次
1. LoRAとは?そもそもの仕組みとメリット
Stable Diffusionでは、テキストプロンプトから画像生成ができますが、「同じキャラクターを安定して再現する」のは意外と難しいです。
たとえば
- ある日は似ているが、翌日は全然違う顔に…
- 髪型や服が安定しない…
- ポーズや角度によってキャラが崩れる…
➡ そこで登場するのがLoRAです。
LoRA(Low-Rank Adaptation)とは?
- Stable Diffusion本体モデルに対して「追加の学習」を行い、キャラやスタイルの再現性を高める技術
- 本体モデルは維持したまま、後付けの補助ファイル(LoRAファイル)で特徴を加える方式
LoRAの主な用途
用途 | できること |
---|---|
キャラクター学習 | アニメキャラ、オリキャラ、VTuber風キャラ |
スタイル学習 | ジャンル特有の画風を学習 |
アイテム学習 | 特定の服装・髪型・アクセサリー |
2. 事前準備:LoRA学習に必要な3つの準備
① 環境(Google Colab or ローカルPC)
LoRA学習は計算量が多くGPUが必須です。
- Google Colab(無料〜有料プラン)
→ GPUがレンタルでき、ブラウザだけで学習可能 - ローカルPC(GPU搭載マシン)
→ 自分のPC性能に自信がある人向け
初心者にはGoogle Colabが断然おすすめ!
・Google Colab準備ガイドはこちら(キカガク公式)
② 学習用画像(最低20〜50枚)
学習する対象キャラの画像を集めます。
- できるだけ高画質(最低512px以上)
- 顔の向き・ポーズ・表情がバラけている方が精度UP
- 同じ解像度に揃えておくと安定
重要:画像が良質だとLoRA精度が段違いに向上します。
③ キャプション(特徴説明文)
AIが学習する際、画像だけでなく「画像の説明」も必要です。
- 例:
1girl, blue hair, twintails, sailor uniform, anime style
- キャプションは手動 or 自動(DeepBooru)で作成可能
- 自動生成ツール: DeepBooru導入ガイドはこちら
3. LoRA学習手順(Google Colab版)
Step①:Google Colabノートブックを開く
おすすめはkohya-ssのLoRA学習ノートブック。
- ノートブックをColabにコピー
- 「ランタイム → ランタイムのタイプ → GPU」に変更
- セルを上から順番に実行
Step②:学習画像をアップロード
- Google Driveに
train_data
というフォルダを作成 - 学習用画像をすべて格納
Step③:パラメータ設定&学習開始
設定項目 | 初心者向けおすすめ値 |
---|---|
学習回数(steps) | 1,000〜2,000 |
解像度 | 512×512固定 |
batch size | 2〜4 |
学習率(learning rate) | 1e-4程度 |
学習は30分〜数時間。Colab Proなら高速!
Step④:LoRAファイルを取得
- 完了後
〇〇.safetensors
というLoRAファイルが完成 - このファイルをStable Diffusion WebUIの
models/Lora/
フォルダへ移動すれば使用可能!
4. WebUIでLoRAを使った画像生成

手順
- WebUIを起動し、txt2img を開く
-
Additional Networks
からLoRAを選択 - プロンプトにLoRAを適用:
masterpiece, 1girl, blue hair, twintails, anime style, <lora:my_character:0.7>
数値(0.5〜0.8)がLoRAの強度。調整しながら最適値を探そう!
5. LoRA学習のコツ&よくある失敗
失敗例 | 改善策 |
---|---|
画像のバリエーション不足 | 顔の向き・表情を揃えすぎない |
低解像度画像 | 最低512px以上を用意 |
stepsが足りない | 1,000〜2,000は回す |
LoRAの強度が強すぎる | 0.5〜0.8に調整する |
キャプションが適当 | 正確な特徴を記述する |
LoRA学習は「入力データの質」がすべてを左右します。
6. まとめ:LoRA学習は"自分専用AI"を作る体験!
ステップ | 内容 |
---|---|
① 環境を準備 | Colab or ローカルPC |
② 画像収集 | 20〜50枚の良質画像 |
③ キャプション作成 | 画像特徴を説明 |
④ 学習実行 | kohya-ssで実行 |
⑤ 画像生成 | WebUIでLoRA適用 |
- LoRAは、まさに"AIと自分だけのキャラを育てる"技術です。
- 最初は失敗しても、何度か学習すればどんどん精度UP!
- ぜひあなただけの理想のキャラ生成を体験してください!