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LoRAとDreamBoothで写真をAI学習!

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Stable Diffusionといえば「テキストを入力するだけで画像が生成できるAI」として話題ですが、実はそれだけではありません。

特定の人物やスタイルを学習させて、オリジナルの画像を生成することも可能です。

この記事では、それぞれの特徴や使い方を初心者でもわかりやすく解説します。

2025年最新のツール・環境に対応した情報なので、これから始める人にも安心です。

1. Stable Diffusionに写真を学習させるとは?

Stable Diffusionはもともと汎用性の高い画像生成モデルですが、LoRAやDreamBoothを使うことで、自分だけのAIモデルを作ることができます。

たとえばこんな活用ができます

  • 自分の顔写真を学習させて「アニメ風自画像」を生成
  • 特定のアーティストの画風を学習させて、似た雰囲気の作品を作る
  • ペットの写真を取り込んで、記念イラストを自動生成
  • 商品写真を元にしたプロモーション素材の自動作成

このように、個別のスタイルや被写体に最適化されたAIモデルを作ることで、既存の画像生成AIよりも、格段に表現力の高い結果を得られます。

2. LoRAとDreamBoothの違いと選び方

手法特徴向いているケース
LoRA軽量で学習が速く、モデルに追記できる画風やスタイルの追加、手軽なカスタム
DreamBoothモデル全体を再学習、再現度が高い
人物・ブランド・固有スタイルの再現重視

選び方のポイント

  • 短時間で試したい/複数モデルを同時に使いたい → LoRA
  • 被写体の細部まで忠実に再現したい/精度重視 → DreamBooth

初心者はまずLoRAから始めて、より高精度なカスタマイズが必要になったらDreamBoothに移行するのが一般的です。

3. LoRAで写真を学習させる方法(軽量で手軽!)

LoRAは、元のモデルの構造を壊さずに情報を上書き・追加できる学習方法です。

数分〜十数分で学習が完了する軽さが魅力です。

必要な環境

  • Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111版)
  • Python、PyTorch(PC環境)
  • LoRAスクリプト(例:kohya-ss)
    GitHubページはこちら
  • 学習用写真:20〜100枚(解像度512px以上推奨)

学習の流れ

  1. 写真収集・前処理
     顔・構図・角度が異なる写真を集め、512px以上にリサイズします。
  2. キャプション作成
     各画像にテキスト説明(例:「a smiling man with glasses outdoors」)を付けることで、学習精度が向上します。
  3. 学習スクリプト実行
     kohya-ssを用いてエポック数10〜30回で学習します。VRAMが6GB以上あれば問題ありません。
  4. LoRAファイル出力&使用
     .safetensors形式で保存されるので、Web UIのlora:タグで読み込んで生成に使えます。

活用のヒント

  • 他のLoRAファイルと併用可能(例:人物+背景スタイル)
  • LoRAはStable Diffusion 1.5と相性が良い
  • 軽量なため、ローカルでも快適に動作

4. DreamBoothで写真を学習させる方法(高精度)

DreamBoothは、画像生成モデルを丸ごと再学習し、高精度で被写体を再現することができる強力な手法です。

必要なもの

  • Google Colab(無料で使用可)
  • Hugging Faceのアカウント(トークン発行)
  • 写真データ(20〜50枚)
  • DreamBoothノートブック
    DreamBooth入門はこちら

手順

  1. Colab上でDreamBoothのノートブックを開き、必要なパラメータを入力。
  2. 学習したい写真をGoogle Driveにアップロード。
  3. インスタンスプロンプト(例:「a photo of sks person」)を入力し、学習を開始。
  4. 約1〜2時間で学習が完了し、モデルファイルが生成されます。
  5. Web UIにモデルを読み込んで利用開始!

活用のヒント

  • 肖像画のようなクオリティで再現可能
  • ブランドロゴや商品スタイルを学習させる事例も多数
  • 難点はファイルサイズが大きく、共有しにくいこと

5. 学習データの選び方と注意点

良い学習写真の特徴

  • 被写体が明確(特に顔がはっきり写っている)
  • シンプルな背景(ノイズを減らす)
  • 表情・角度・衣装のバリエーションが豊富

NGな例

  • ピンボケや背景がうるさい写真
  • 著作権のある写真や、本人の同意がない人物画像
  • 学習データが少なすぎる(精度が極端に下がる)

6. まとめ|まずはLoRAで始めよう!

  • LoRA:軽量・高速・複数のカスタム要素と組み合わせ可能
  • DreamBooth:高精度・人物やスタイルの忠実な再現に最適

初心者でも扱いやすいのはLoRA。短時間で結果が見えるため、画像生成AIに慣れる第一歩としてぴったりです。

精度を求める場面ではDreamBoothが活躍しますが、使用には多少の環境構築と時間が必要なので、段階的に学ぶのがおすすめです。

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しろ

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