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Stable Diffusionで二人のキャラクターを自然に描き分ける方法5選【初心者向け】

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二人描くと混ざる…そんな悩みありませんか?

Stable Diffusionで画像生成をしていると、「二人キャラを出したいけど、特徴が混ざる」「同じ顔になってしまう」という壁にぶつかることがあります。

特にアニメ風・美少女系の画像を作ろうとすると、髪型や服装、ポーズが同一化してしまいがちです。

そこでこの記事では、

  • 2人のキャラを明確に描き分ける
  • キャラ同士の距離や構図をコントロールする
  • 特徴(髪色・服・表情)をはっきり分ける

といったポイントを実現するための実践的テクニック5選を解説します。

① Latent Couple|2人のプロンプトを分けて使う定番手法

「Latent Couple」は、画像をエリアごとに分割し、異なるプロンプトをそれぞれに適用できる拡張機能です。

Latent Couple 導入手順

  1. Stable Diffusion Web UIのExtensionsタブ → Availableから検索
  2. 「sd-webui-latent-couple」をInstall
  3. 再起動後、txt2imgやimg2imgでタブが追加されます

Latent Couple 設定のコツ

  • Divisions:例「1:2」=横2分割
  • Positions:例「0:0,0:1」で左と右に1人ずつ
  • Weights:各キャラの強さの比率(1でOK)

Latent Couple プロンプト例

masterpiece, best quality, 2girls
AND girl with long blue hair, wearing sailor uniform
AND girl with short blonde hair, wearing gothic dress

→ 左に青髪セーラー服、右に金髪ゴスロリが登場!

② Multi Diffusion|自由なレイアウトで複数描写に対応

Multi Diffusionは、画像をタイル状に分割し、各領域にプロンプトを指定可能。

より柔軟に2人以上のキャラを配置できます。

Multi Diffusion 特徴

  • 任意の比率やサイズで配置が可能
  • 横並び・縦並び・斜めなど構図が自由自在

Multi Diffusion 活用例

1人目の領域 → 女の子が立って微笑む
2人目の領域 → うつむいたキャラを背後に配置
→ 対比構図のある“物語性のある絵”に発展可能です。

③ Regional Prompter|細かい位置指定でプロっぽい構成に

もっと自由度高く「この位置にこういうキャラを」と配置したい場合は「Regional Prompter」がおすすめ。

Regional Prompter できること

  • xy座標で領域を明示
  • エリアごとに完全に異なるキーワード適用
  • ポーズ・表情・服装まで変化可能

Regional Prompter 活用例

Region内容例
x=0 y=0 w=512 h=768girl with twintails, smiling
x=512 y=0 w=512 h=768girl with straight black hair, angry expression

→ 「笑顔の子」と「怒った子」が自然に並ぶ対話シーンが作れます!

④ LoRAでキャラ固定しつつ2人を出すテクニック

LoRA(Low-Rank Adaptation)を使えば、特定のキャラの外見や衣装を学習させたファイルを使って、2人のキャラをより正確に再現できます。

LoRAでキャラ固定する方法

  1. Civitaiなどで対象キャラのLoRAを2つダウンロード
  2. プロンプトに両方のLoRAを明記
<lora:charA:1.0>, <lora:charB:1.0>
girl A on the left, girl B on the right

→ 2人のキャラを混同せずに並べて出力できます。

⑤ ControlNetでポーズ&距離を制御して違いを強調

「2人を描いたのに、構図が似すぎて見分けがつかない」そんな時に便利なのがControlNet。

OpenPoseなどを使えば、左右で違うポーズにしてキャラを明確に描き分けられます。

ControlNet セットアップ例

  • 左のキャラ → 腕を上げてピース
  • 右のキャラ → 背中向きの立ち姿

プロンプトの違い+ポーズの違いで、「似た顔でもまったく違う印象」に仕上がります。

画像サイズ・キャンバス比率も意識しよう

複数キャラを描くときは、画像サイズも重要です。

  • 通常の正方形(512×512)だと狭くて圧迫感あり
  • 横長(768×512〜1024×512)がおすすめ!

さらに、背景を含めるとより自然な“ツーショット”風になります。

よくある失敗と改善ポイント

よくある問題解決策
顔が似てしまうLoRA+ポーズ変化 or 顔タイプのキーワードを明記
髪型が混ざるネガティブプロンプトで明示(e.g., "no twintail")
身体の位置が被るLatent CoupleやControlNetで物理的に分ける

まとめ|2人を自然に描くには“構成力”が大事

Stable Diffusionで2人のキャラクターを描き分けるには、以下のような工夫がポイントです。

  • Latent Coupleで明確に分ける
  • Multi Diffusionで構図を調整する
  • Regional Prompterで細かく配置する
  • LoRAで特徴を固定する
  • ControlNetでポーズを分ける

単に「2人を描く」ではなく、“関係性”や“空気感”を表現する構図力も大切です。


ぜひこの記事の方法を試して、あなただけのオリジナルツーショット画像を作ってみてください!

参考リンク

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しろ

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