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Stable Diffusionで同じ顔を再現する方法

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「あのキャラの顔、また出したい…!でも毎回違う顔ばかり」
そんな悩みを抱えるあなたへ、手軽〜上級まで網羅した“同じ顔再現”の完全ガイドです。

この記事でわかること

  1. Stable Diffusionで“同じ顔”を再現できない理由
  2. 段階別に使える3つの再現手法
  3. ControlNetを使った顔再現の精度UPテクニック
  4. 最新技術「IP‑Adapter FaceID」で高精度再現も可能に
  5. 目的/レベル別に最適手法を選ぶ判断チャート
  6. よくあるQ&A(Seed/ControlNet/LoRAなど)

1. なぜStable Diffusionは“同じ顔”が出ないのか?

Stable Diffusionは乱数とプロンプトの組み合わせで生成するため、以下の要素が毎回変動しやすく、同じ顔になりにくく設計されています

  • Seed(乱数の起点)の違い
  • プロンプトやモデル、samplerの些細な差
  • 解像度やステップ数等の設定差

→ “同じ顔”を狙うには、これらすべてを制御する必要があるという前提が鍵です。

2. 段階別に使い分け!“同じ顔”再現の3つの方法

【初級】Seed固定による完全再現

Seed(種)を固定することで、「まったく同じ画像」を再生成できます。

やり方(AUTOMATIC1111+WebUIでの例)

  1. 「txt2img」または「img2img」タブを開く
  2. 以前出力した画像のSeedを「PNG Info」で確認
  3. 同じプロンプト、モデル、sampler、解像度、ステップ数など環境を完全合わせる
  4. Seed欄に数値入力し、「Generate」を実行

注意:1項目でも違うと顔が変わる!完全一致を目指すなら“完全コピー環境”が前提です。

向いているユーザー

  • テスト目的(パラメータ比較)
  • 宣伝素材など完全に同じ画像を再現したい
  • 技術検証や学習素材の生成

【中級】ControlNet(Reference-only)で顔だけ固定

ControlNetの「Reference‑only」を使えば、顔の印象だけを固定しつつ、背景や服装、構図を変更できる方法です。

顔を維持したまま編集する方法は、こちらの記事も参考になります

手順

  1. ControlNet拡張を有効化
  2. “Enable”/“Reference-only”にチェック
  3. 顔のアップ写真(高画質PNG推奨)を読み込む
  4. 再現したい顔でGenerate

精度を上げるコツ

  • 顔の占有率を高く(アップ画像優先)
  • 高解像度&高画質画像を使う
  • 複数の参照画像で試作して最適な1枚を選ぶ

向いているユーザー

  • 漫画やキャラビジュアルの一貫性を保ちたい
  • 表情や服だけ変えたいイラストシリーズ制作

【上級〜応用】LoRA・img2img・Inpaint・IP‑Adapterで高精度再現

① LoRAで“その顔”を学習させる

  • 3〜10枚程度の顔画像を使い、学習後モデル化
  • kogya_ssなどで学習、出力時にLoRAをオンに使用
  • 自由なプロンプトでも再現率◎、学習環境が必要

LoRAの導入・学習手順はこちらの記事で詳しく解説しています

② img2imgで自然な顔調整

  • 元画像をBaseに、denoising=0.4〜0.6で微調整
  • 表情や雰囲気を保って変化させるのに向いている

③ Inpaintで部分再描画

  • 顔のみマスクし、他部分を再描画
  • 髪型や服、アクセを自然に変更する用途に有用

④ 【追加】IP‑Adapter FaceIDを使った高度技術

  • 顔写真からベクトル情報を抽出し、どのプロンプトでもその顔を再出力
  • LoRAの学習なし・制約が大幅に減り始めていて今後主流に
# diffusersライブラリでFaceIDを使用する例
from ip_adapter import apply_faceid_adapter
result = apply_faceid_adapter(input_img, face_embedding)

向いているユーザー

  • イラストシリーズやキャラ固定が重要
  • 完全再現精度が求められるプロ用途も可

3. 比較チャート:どの手法を選ぶべき?

以下の比較表を参考に、自分の用途に合った方法を選びましょう。

架橋手法再現性自由度難易度おすすめ用途
Seed固定×★★☆☆完全再現が必要な用途
ControlNet★★★☆顔だけ再現、服や背景は変えたい場合
LoRA(+img2img/Inpaint)★★★★キャラ作品・シリーズ制作
IP‑Adapter FaceID◎〜◎◎★★★★自由度高く顔再現を維持したい人向け

各手法の詳細や実践例をさらに知りたい方は、こちらの記事もおすすめ

4. “同じ顔”を求める5つの実用ユースケース

  1. キャラクターシリーズ制作:服装や背景を変えた絵を複数作る
  2. 人物画像の統一性を保ちたいブログ/投稿
  3. 教材や宣材の検証用途:顔を同じにして実験素材を用意
  4. VTuberキャラ素材:顔一致はファン認識に不可欠
  5. SNS投稿用テンプレートにする際の本体固定

5. よくあるQ&A

Q1. Seedで完全再現できるのに画像が違う!何が足りないの?

→ モデル/sampler/VAE/解像度など、すべて一致させる必要あり

1項目でも違うと結果変動します。

Q2. ControlNetで顔が出ない理由は?

→ 顔小さすぎ/解像度低い/参照画像の顔比率が小さい場合に認識しづらい。

IMGではアップ中心で。

Q3. LoRAは1枚でOK?顔学習枚数はどれくらい?

→ 最低3枚角度違いが必要。5〜10枚あると学習が安定しやすいです。

6. まとめ|あなたに合った“同じ顔”再現法を選ぼう

「Stable Diffusionで同じ顔を使いたい」というテーマは、用途によって最適な手法が異なります
初心者はSeed固定、中級者はControlNet、そしてプロやシリーズ制作ならLoRA/FaceIDなど上級技術へ。

ぜひこの記事を活用して、あなたの制作に合った“同じ顔”固定の手法を見つけてください。

関連リンク・参考記事

【Stable Diffusion Web UI】ControlNetの使い方まとめ+Cannyの紹介

Stable DiffusionのAUTOMATIC1111とは?概要や導入方法を徹底解説

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