Stable Diffusion チェックポイントの作り方とおすすめモデル13選

Stable Diffusionで画像生成に挑戦しているあなたへ。

「高品質な画像がうまく出ない…」
「そもそも、チェックポイントって何？」
「おすすめモデルってたくさんあるけど、どれを選べばいいの？」

そんな悩みに応えるべく、この記事では以下の内容を網羅的に解説します。

• Stable Diffusionにおける「チェックポイント」の意味と役割
• チェックポイントの導入手順（作り方）
• 実写・アニメ・イラストなど用途別おすすめモデル13選
• モデル選びのポイントと注意点
• よくある質問と対策

この1記事で、初心者でも自分にぴったりのモデルを選び、すぐに画像生成を楽しめるようになります！

Stable Diffusionのチェックポイントとは？

「チェックポイント（Checkpoint）」とは、AIモデルが学習した“知識の集大成”のようなもの。

Stable Diffusionでは、このCheckpointを切り替えることで、出力される画像の雰囲気やクオリティを大きく変えることができます。

チェックポイントの役割とは？

• 画像生成の「スタイル」「解像度」「得意ジャンル」を決定する
• 実写・アニメ・イラストなど、モデルによって表現がまったく異なる
• 学習データや学習方式により、クオリティや安定性に差が出る

LoRAやControlNetとの関係

チェックポイントは単体で使うだけでなく、LoRA（低容量の調整モデル）やControlNet（構図制御拡張）と組み合わせることで、より自由度の高い生成が可能になります。

初心者向け：チェックポイントの導入方法（作り方）

Stable Diffusionの「チェックポイントの作り方」といっても、いきなりモデルの学習から始める必要はありません。

ここでは、多くのユーザーが実践している導入手順（＝使い方）をわかりやすく解説します。

ステップ①：Web UI環境を整える

以下のいずれかでStable Diffusionを利用できる環境を準備します。

• ローカルPC（AUTOMATIC1111 Web UI）
• Google Colab（無料〜有料）
• RunDiffusionなどの有料サービス

初心者にはGoogle Colabでの利用がおすすめです。自動セットアップスクリプトもあります。

ステップ②：Checkpointファイルをダウンロード

以下のサイトから、.ckpt または .safetensors 形式のモデルファイルをダウンロードします。

• Civitai
• Hugging Face
• DiscordコミュニティやGitHubにも最新モデル情報があります

ステップ③：modelsフォルダに配置

Web UIの中にある以下のパスにファイルを置きます。

/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/

配置後、Web UIを再起動するだけで、UI上から新しいモデルを選択できるようになります。

用途別！おすすめチェックポイント13選【2025年版】

ここでは、特に人気が高く、初心者でも扱いやすいStable Diffusionのおすすめチェックポイントを、ジャンル別にご紹介します。

実写系モデル（写真のような高精度生成）

モデル名	特徴
Realistic Vision	クリアなポートレートや風景に最適。安定性も高く初心者向き。
Juggernaut XL	SDXLベース。高精細でシネマティックな画作りが可能。
Deliberate	柔らかい描写と肌感が魅力。アート寄りな写真にも対応。
CyberRealistic	近未来・SF系のリアル系画像を得意とする個性派モデル。

アニメ・イラスト系モデル（キャラ・絵画風）

モデル名	特徴
Anything V5	アニメキャラの再現性が非常に高く、LoRAとの相性も抜群。
AbyssOrangeMix2	美しい色彩と滑らかな塗りが魅力。ポスター風にも強い。
MeinaMix	美少女・美形キャラ向け。背景まできれいに描ける。
Counterfeit	写実とアニメの中間系。構図がしっかりしており構成力が高い。

その他ジャンル向け（ファンタジー・3D・アート）

モデル名	特徴
DreamShaper	ファンタジー・RPG風の世界観を表現可能な万能モデル。
RevAnimated	実写＋アニメ風の中間を狙えるオリジナリティ重視派に人気。
Inkpunk Diffusion	手描き風の個性派イラストにおすすめ。
Redshift Diffusion	映画ポスターのような構図と色調が作れるモデル。
Pastel Mix	柔らかく幻想的なタッチ。夢のような表現に最適。

モデル選びで迷わない5つの視点

① 作りたい画像スタイルに合っているか？

用途に応じてモデルを絞ることで、満足のいく画像に近づけます。

② 自分のPC環境で動くか？

• VRAMが4GB未満 → 軽量なSD 1.5系モデル推奨
• VRAMが8GB以上 → SDXL系も快適に動作可能

③ 商用利用が可能か？

CivitaiやHugging Faceで「License」欄を確認しましょう。

④ LoRA・ControlNetなどの拡張に対応しているか？

機能拡張したい人は、SD 1.5系モデルが安定・対応範囲も広めです。

⑤ 人気・更新頻度・情報量があるか？

Civitaiでの評価数やレビュー数、最近の更新履歴などを見て判断できます。

よくある質問：チェックポイントの“作り方”って難しいの？

実は、「完全に一から自作」するには、以下のようなハードルがあります。

• 数千枚単位の画像素材が必要
• 高性能なGPU（NVIDIA RTX系推奨）
• Pythonスクリプトによる学習管理

初心者がいきなり挑戦するには大変なので、以下の方法がおすすめです。

• LoRAで既存モデルに好みのテイストを追加
• DreamBoothで自分の写真を学習させてオリジナルモデルを作成
• 複数のモデルをマージして新たなスタイルを生み出す（合成）

まとめ：理想の画像は「チェックポイント選び」から始まる！

Stable Diffusionを使いこなすうえで、「どのチェックポイントを選ぶか」はとても重要。

モデルによって得意な描写や雰囲気が大きく異なるため、自分の目的に合ったものを選ぶことで、クオリティも満足度も格段にアップします。

初心者におすすめなのは、まずは「Anything V5」や「Realistic Vision」など、定番モデルを試してみること。

慣れてきたらLoRAやControlNetなどの拡張機能にも挑戦して、自分だけの表現を追求してみましょう！